認知症の薬の管理について学ぶ|お知らせ|おまかせさん

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お知らせ
2022.07.06

認知症の薬の管理について学ぶ

No50認知症 薬管理

認知症のお年寄りは薬管理が出来ません

よくある自己管理が出来ない本人の問題点

視力低下(目が見えない)

運動機能(手先が不自由になったり、片麻痺など)

認知機能(日付が分からなくなったり、注意力や記憶力が低下したり、病気に対する理解が低いなど)

性格(面倒に感じたり、独自のマイルールを持っている)

生活リズムの乱れ

よくある環境による問題

一人暮らし

老々介護(高齢者同士の生活)

家族が不在の時間が長い、あるいは遠方に住んでいて協力が得られない

 

服薬管理が出来ない事は、認知症の症状の一つでもあります。単純な飲み忘れなのか、慢性的に認知症で服薬管理が自分で出来ていないのかを見極める必要があります。

服薬管理が難しい理由

・薬が多い

・薬の飲み方が複雑

・薬を飲む事・飲んだ事を忘れる

服薬管理の3つの問題点

①      医師の指示通りに間違いなく服薬できるか

②      薬を飲んだのに「まだ飲んでいない」主張する

③      薬の服用を嫌がって飲まない

 

認知症の介護において最大の問題は、症状の理解の難しさにあります。今言ったことも忘れてしまう酷いもの忘れ、家族の顔すら忘れてしまう失認、金銭・物に対するはげしい執着、身近な介護者には強く出て、他の人にはしっかりと対応するという特徴など、認知症の人の示す多彩な症状を、介護者は理解できずに振り回されてしまうのが一般的です。その難しさに伴って、服薬管理の問題も起きるのです。

 

認知症の人の服薬の工夫

服薬を確実にするための工夫

知的機能の低下に伴って、多種類の薬を指示通り服用することが次第に困難になります。進行すると、1種類の薬を1日1回服用することも難しくなります。

だからと言って、介護者が全面的に管理し始めるのは必ずしも適切ではありません。認知症が進行しても、本人は「自分はまだできる」と思っているので、プライドを傷つけることになります。

➊おくすりカレンダー

❷薬局で薬を分包してもらう

❸「薬を飲む」と書いた紙を置いたり、貼り紙をする

➍タイミングをみて電話してみる

➎訪問看護の利用を検討

➏デイサービスの時の服薬介助してもらう

①    「おくすりカレンダー」あるいは「服薬ボックス」等を使う

薬袋に、「朝」「昼」「夕」「寝る前」というふうに目立つように記載して、適時、袋か

ら取り出すのもよいのですが、認知症の進行度合いによっては、それを目に入りやすい状態にしておかないと服用しなくなる場合があります。

曜日や日付が分かる段階の人であれば、「服薬ボックス」あるいは「おくすりカレンダー」「おくすりポケット」を使うと、該当時刻の薬服用の有無が確認出来るので、有用です。市販品を購入するのもよいし、薬剤師や看護師などが自ら作って使う事もあります。

1日1回のみの服用であれば、大きなカレンダー(暦)に薬を貼っておくだけで上手くいく可能性もあります。

以上の場合も一包化しておくと、扱いやすく間違えにくいです。

市販のおくすりポケットを利用してみるのも効果的です。

②    一包化して間違いなく飲めるようにする

薬の飲み忘れ・飲み間違いは、認知症の人の初期の段階に見られる混乱です。何種類 もの薬を服用時刻ごとにセットして間違いなく飲むのは、認知症でない高齢者でも簡単なことではありません。

介護者がさりげなく服薬の手伝いが出来れば、それが自然で良いやり方です。

介護者に服薬の手伝う余裕がなく、本人も望まない場合には、「薬局でまとめてくれるそうだから頼みましょうよ」「先生も勧めていますよ」等と話して、一包化するようにしましょう。

医師の指示があれば、調剤薬局などで、服用時刻を印刷して、一包化してくれます。
ただし、一包化には、若干の費用がかかります。 診療報酬では、56日分までは1週間ごとに300円、57日分以上は2,700円が調剤料に加算されると決められています。例えば、4週間分の薬を一包化すると、加算が1,200円となり、1割負担の人であれば120円、3割負担であれば360円、余計に支払うことになります。

一包化の不便な点は、途中で薬の内容が変わったとき、服用中止になった薬を抜き出すのが難しいことです。

しかし、一包化すれば、ヒートシール*のまま切り離して1回分をまとめると、破いて取り出す事が手間だったり、薬を落としたりして失くしたりが防げます。中には、ヒートシールのまま服用して喉や食道を傷つけ、緊急治療が必要になるケースもあります。一包化してしまえば、こういう問題がなくなるのです。

*ヒートシール:薬をアルミなど薄い金属やフィルムで1錠ずつ包装したもの

 ③テーブルに、「薬を飲みましたか」と書いた紙を置く

認知症には、耳で聞いた事はすぐ忘れてしまうが、眼で見て繰り返し確認出来る事は通じやすい、という特徴があります。見やすい位置に、「薬を飲みましたか」等と書いた紙を置いておくと、認知症の人が自分で服薬を確認する場合があります。

ただし、書いた文章に関心を持たなくなったら、効果はなくなります。

 

④ 家族がタイミングをみて電話する

遠方に住む家族が、一人暮らし父親に毎朝電話して、「今日の分の薬がありますか。あったら今すぐ飲んでね」と電話することで、服薬が確実にできたケースがありました。

➄ 訪問薬剤指導を利用する

医療保険では、主治医の指示により、薬剤師が自宅に訪問して「在宅患者訪問薬剤管理指導」する制度があります。専門職である薬剤師が、薬を自宅に配達し、残薬などを調べて服薬状況を把握、適切に服薬できるように工夫や指導をしてくれるのです。

また、その結果は医師に報告されることになっています。

「在宅患者訪問薬剤管理指導料」は、5,500円を月2回に限り算定できるとされているので、自己負担が発生します。

⑥ 服薬時刻を外れてもよいので、訪問介護やデイサービス利用時に服薬

いろいろ工夫しても、認知症の人が一人では服薬管理が出来なくなる時期が必ず来ます。家族が介助することが出来れば良いのですが、一人暮らしの人などでは難しくなります。

訪問介護や訪問看護、デイサービスなどを利用している場合には、ヘルパーや看護師、デイサービスのスタッフが服薬介助するのが現実的です。「食前や食後30分に訪問はできませんよ」などと懸念する声も出てくるでしょうが、「必要な薬を飲むか飲まないか」と考えれば、服用時刻をずらしても飲むことのほうが重要です。「食間」になっても差し支えありません。

デイサービスでの服用は、はじめから昼食後の処方に出来るかどうかを医師や薬剤師に相談し、また、1日3回服用の薬がある場合には、援助体制に合わせて、1日2回にできるかを医師に相談するとよいでしょう。

 

「まだ飲んでいない!」「苦い!」「毒が盛られている!」 認知症ならではの服薬の難しさを、どう乗り越えるか

● 薬を飲んだのに「まだ飲んでいない」と要求する場合

記憶障害のため飲んだことを忘れて、「飲んでいない」と要求するケースはしばしば見られます。「原則1 記億になければ本人にとっては事実でない」の通り、本人にとっては「飲んでいない」ことが事実なので、「もう飲んだからだめ」という言葉では説得できません。かと言って、薬を余計に飲ませれば副作用が出てくるし、医師に追加処方してもらうことも出来ません。

「飲んでいない」というこだわりに対しては、市販のビオフェルミン錠やサプルメント製剤を、「先生が出してくれた、よく効く薬よ」と言って与えるのがよい方法です。   これなら何錠服薬しても問題ないし、要求に応じた方が早くこだわりがとれます。

● 服用を嫌がって飲まない場合

認知症の人の中には、「毒を盛られている」という被害妄想のため、服薬しない人もいます。「自分は病気ではないから薬は飲まない」と言って拒否する事もあります。

また、錠剤やカプセルは一気に飲み込めば味を感じませんが、飲み込みに時間がかかると口の中で溶けだして、苦みや嫌な味を感じることもあります。吐き出してしまい、以後服薬を拒絶することにも繋がります。

普通の人は我慢して服用しているだけで、本当は苦いものは嫌なのです。まして、服

薬の意味を理解できない認知症の人にとっては、不快そのものでしょう。

「薬を飲まないと血圧が上がって脳卒中になりますよ」「症状が良くなったからといって中止すると胃潰瘍が再発しますよ」など、私たちはある意味「脅されて」服用しているわけですが、認知症の人にはこのような脅しが通じないことが多いため、服薬の勧め方に工夫が必要となるのです。

また、身体的な衰弱が進行すると嚥下障害が出てきて、錠剤やカプセルが飲み込めなくなることが起こってきます。剤型を飲みやすい形に変えることが必要です。

服用を嫌がって飲まない場合の対応

以上のような特徴を踏まえた上で、個々の人にあわせ、次のような対応をするとよい

でしょう。

①     介護者以外の者が上手にすすめる

②     どうしても必要な薬にしぼる

③     勧め方を工夫する

④     食べ物に混ぜる

⑤     味を考える

⑥     飲みやすい剤型にする

⑦     貼付薬、坐剤、軟膏・クリームに変える

⑧     薬の副作用や、新しい病気が出現を疑う

①    介護者以外の者が上手にすすめる

「自分が思った事は自分にとっては絶対的な事実である」、「この薬は毒である」「私は病気ではない」といった思い込みも本人にとっては事実です。それが間違いだと納得させる事は難しいでしょう。

こうした思い込みは、「身近な人に対して症状が強く出る」特徴があるので、介護者が犯人とされたり、介護者の言うことは特に聞かなかったりします。介護者が説得すればするほど混乱がひどくなりやすいのです。

そういう時には、介護者以外の身内の人、ケアマネジャー、介護スタッフ、訪問看護師、医師などが本人の気持ちを受け止めながら、上手に勧めると服薬する場合があります。

②    どうしても必要な薬にしぼる

多種多量の薬が処方されて飲みきれない場合があります。その時には、医師に「本人が飲みきれないので、どうしても必要な薬にしぼってください」と事情を話し、減らしてもらうことも重要です。家族などから言われない限り、医師は処方を変えてくれません。

③    勧め方を工夫する

丁寧に説明することによって服用してくれればそれでよいが、「飲まないとダメでしょう」「先生に言いつけますよ」などとつい言ってしまうと、本人は益々服用を拒否するようになります。

「これは、○○先生が出してくれた良く効く薬よ」というように、主治医の名前等を出すと聞いてくれることがあります。

また、「私が飲んだらすごく調子が良くなったから、お母さんも飲みましょうよ」と言って、用意しておいた偽薬を、本人と一緒に飲むようなシナリオを実践すると上手くいく事があります。

④    食べ物に混ぜる

強く拒否する人に無理やりに服用させるのは、現実的には難しい為、どうしても飲ませなければならない薬に絞った上で、食べ物に混ぜて服用させる事も必要になります。

⑤味を考える

散剤や単純な錠剤では苦い薬も、糖衣錠やカプセルにすれば苦味を感じなくなります。または、抗生物質、咳止めの薬、かゆみ止めの薬などを、小児用のシロップあるいはドライシロップにすると、苦くもなく飲みやすくなります。

⑥飲みやすい剤型にする

薬には、錠剤、カプセル、散剤、細粒・顆粒、内用液、シロップ、ドライシロップ、ゼリー、吸入、軟膏・クリーム、ローション、貼付、点眼・点鼻、坐剤、注腸、浣腸、注射などの剤型や投与法があります。

同じ錠剤でも、口の中ですぐ溶ける口内溶解錠や、1日1回の服用で済ますことのできる除放剤などといったものもあります。1日2~3回服用している薬が、1日1回でよくなれば管理は楽になるでしょう。

錠剤やカプセルが飲めなくなったら、粉砕(医師の指示があれば薬剤師がしてくれる)するか、散剤などに変更するとよいでしょう。散剤だとむせる場合には「服薬ゼリー」(市販されている)やオブラートを使うか、シロップやドライシロップに変更するのも有効です。

認知症治療薬に関して言えば、アリセプトは細粒、ドライシロップとゼリーの剤型があるし、レミニールでは内服液があって便利です。口内溶解錠であるアリセプトD錠やレミニールOD錠は口の中で唾液だけですぐ溶けます。メマリー錠は錠剤しかありませんが、アリセプトなどと併用することでより効果をあげるといわれています。

⑦貼付薬、坐剤、軟膏・クリームに変える

狭心症の血管拡張剤や喘息の気管支拡張剤、鎮痛剤等は、貼付薬や軟膏・クリームに変更すると内服薬を減らすことが出来ます。痛みや便秘に対しては坐剤や浣腸が有効な場合があります。

認知症治療薬に関しては、リバスタッチおよびイクセロン(メーカーが違うので名前が違うが成分、剤型は同じ)という貼付薬があって、薬が徐々に吸収されるため胃腸障害などの副作用が少ないといわれています。アリセプトやレミニールと等とほぼ同様の作用を持つ為、併用はできませんが、服薬が困難になった場合や副作用が出やすい人には便利です。

⑨     薬の副作用や、新しい病気が出現を疑う

「薬を飲むと気持ちが悪くなるので飲まない」という場合には、副作用や新たな病気が出ている可能性があります。

薬を嫌がっている患者の血液検査をしたところ、薬物性肝炎を起こしているのを発見した事もあります。

漫然と飲み続けないで、医師に報告して指示を受けるようにしましょう。

 

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